天火明命

火明命の裔とされる海部氏(宮津・薦神社の社家)に伝わる勘注系図885–89・国宝)には、
「水主氏(ミヌシ)・雀部氏(ササキベ)・軽部氏(カルベ)・蘇宣部氏(ソガベ)・三富部氏は玉勝山代根子命(タマカツヤマシロネコ・火明命9世孫)の裔」
との注記が、また、同系図のヤマシロネコの曾祖父にあたる建田勢命(タケダセ・火明命6世孫)には
 「孝霊天皇の御宇、丹波国丹波郷で宰(ミコトモチ-地方長官)と為って奉仕、その後、山背国久世郡水主村(現城陽市水主地区)に移り座す。・・・後更に大和国(葛木附近らしい)に移り座す」(大意)
との注記があるという(その後、その本流が尾張国に移り尾張氏-尾張国造-となったという)。

氏族

朝来直(あさこのあたい)
  五百木部君(いおきべのきみ)
  大炊刑部造(おおいのさかいべのみやっこ)
  川内漢人(かわちのあやひと)
  椋連(くらのむらじ)
  児部連(こべのむらじ)
  坂合部連(さかいべのむらじ)
  蝮王部首(たじひのみぶにおびと)
  丹比連(たじひびむらじ)
  襷多治比連(たすきのたじひのむらじ)
  津守連(つもりのむらじ)
  檜前舎人造(ひのくまのとねりのみやっこ)
  六人部連(むとりべのむらじ)
  海部直(あまべのあたい)