メトカーフの法則(Metcalfe's law)は、通信網に関する法則

  • イーサネットの開発者として広く知られる上,3Com社の創設者 1946年にニューヨークに生まれ,MITで電気工学などの学士号を取得し,さらにハーバード大学で1970年に数学の修士号,1973年に計算機科学の博士号を取得します.在学中にXerox社のパロアルト研究所に。1973年にはそのパロアルト研究所でイーサネットのアイデアを発明して,現在のローカルエリアネットワークの基礎を作ることになりました.実在しない媒質であったエーテル(ether)の名前を借りて「イーサネット(ethernet)」と名付けたのも彼です.1979年にはXerox社を離れてcomputers,communication,Compatibilityを掲げる3Com社を創設し,イーサネットの普及につとめることになります.1990年には退社してベンチャーキャピタリストとして活躍すると同時に,講演や著述も行う
 「通信網の価値は利用者数の二乗に比例する。また、通信網の価格は利用者数に比例する。」
  • 見方を変えればそのネットワークに新しく参加する人が1人増えるごとに、すなわちN人の参加者のネットワークの価値は(N-1)人の参加者のネットワークの価値よりN(N-1)-(N-1)(N-2)=2(N-1)だけ大きくなるということを意味する。
  • イーサネットの提唱者で米国スリーコム社の共同設立者としても知られるロバート・M・メトカーフ(Robert M. Metcalfe)が、1990年にスリーコムを離れて講演活動を始めたころの話題
  • これを“法則”と呼んだのは、未来学者のジョージ・ギルダー(George Gilder)。1990年代初めの段階で、やがて来るネットワークの時代──テレコズムを支配する「メトカーフのテレコズムの法則」として提唱したもの

メトカーフの予想:八卦?

  • マイクロソフト:予想が外れた
    • 「1990年代に、Microsoftが破滅すると予測したが、おそらくそれまでにはかなり長い時間がかかるということなのだろう」
  • 2.4GHz帯を使う無線技術「ZigBee」はユビキタスのコアになる:予想中
    • 5年のバッテリー駆動時間、チップが1個5ドルというコストの安さは、ZigBeeのユビキタス化を約束する。例えば、メトカーフ氏によれば、携帯電話でZigBeeを採用し、ホームオートメーションやセキュリティなどの制御デバイスとして機能
    • ZigBeeチップの出荷量は、今年の50万個から、来年は500万~5000万個に増えると同氏は断言。「これはインターネットの極めてローエンドの部分に当たる。ZigBee対応のデバイスで大量のデータがやり取りされることだろう。これからミドルウェアが登場する――チャンスは大きい」????
  • インターネットの崩壊:予想が外れた
    • インターネットが1996年に崩壊すると予言。この予測が外れたので、約束通り、当時のコラムのコピーを水に溶かして飲み込んだ。
  • セルラー(携帯)は ◎
    • 「単純な事実として、ワイヤレスはイーサの1つのコピーを使用する。コピーはたった1つしかなく、皆がそれを使わなければならず、いずれは使い果たしてしまうだろう。一方、個々の光ファイバーはそれぞれがイーサのコピーである。別のコピーを走らせれば、まったく新しい帯域を持つことになる。イーサは複製できる。今日セルラー化を進めるワイヤレス関連企業は、イーサの再利用を追求しており、そこには将来性がある」
  • LinuxがWindowsに勝てない理由
    • オープンソース運動が掲げているイデオロギーは、理想主義のたわごとだ。それにLinuxは30年前に開発された技術だ。
    • オープンソース運動は共産主義を連想させる。フリーソフトウェア財団の創設者、リチャード・ストールマン氏の“マルクス主義”は利益追求と多国籍企業の悪を声高に訴えている。

 光ファイバー と 分散WEB

  • 通信容量・能力の爆発
    • 近年の光伝送技術の発展には目覚しいものがあり、WDM(波長分割多重)技術やOTDM(光時分割多重)技術などに、よってネットワークの回線容量は爆発的に増大してきた。
      giruda-.jpg

ビル・ジョイの法則

  • Joyは、Sun Microsystemsの共同創業者で、Berkeley UnixやJavaを筆頭に、さまざまな技術開発の原動力となった人物
  • アメリカのコンピュータ技術者ビル・ジョイが提唱した、通信に関する法則。

「通信網の費用比性能は1年で倍になる。通信網の性能比費用は1年で半分になる。」

  •  「Near」ウェブ(手を伸ばせば届く所にあるPCを使う)から、システム同士がネットワーク網を自動的に張り巡らせる「D2D」(デバイス間ウェブ)まで、Joyが6種類のウェブとの対話形態を初めて詳細に説明したのは5年以上前のことだ。

 「多くのデバイスがあり、今後は『手元』ウェブが最も重要になる」(Joy)

  • 長文エッセイ『未来にわれわれが必要とされない訳』(Why the Future Doesn't Need Us)
    •  「理性によってわれわれは、これらの道具の開発方法を知った。これらを管理するのに理性を使わなければ、自分たちを危機にさらすことになる」
    •  速くなる一方のコンピューターの処理速度が、この問題において重要な役目を担っている。ヒトゲノム・プロジェクトの場合のように、膨大な量の情報が素早く処理できるようになったのは、高速化したコンピューターのおかげ
  • 現在のコンピューターでは1000年もかかるような計算を8時間でやってのけるような新世代の強力コンピューターが現れるかもしれないという。
  •  将来、そのような計算力によって、遺伝学やナノテクノロジーやロボット工学のもつ潜在的な力を、個人が利用できるようになることもあり得る。
  •  「あらゆる人が無限の力を手にすれば、危険性はきわめて大きくなる……この力を万人に与えるということは、分別を持たない人や過激派にまで力を与えるということだ」
  • 特に、人類が絶滅する危険は少なくとも30%あると、哲学者ジョン・レスリー氏が結論づけていることを考えれば、なおさらだ。

ギルダーの法則 :通信網に関する法則。

  • 通信容量の爆発的増加に関する経験則
「通信網の帯域幅は6箇月で2倍になる。」というもの。
  • 多くの情報量を現在の光ケーブル1本で送ることができる。WDM(Wavelength Division Multiplex)とかDWDM(Dense Wavelength Division Multiplex)技術であり、1本のケーブル中を波長の少しずつ異なった光を同時に通し、その各波長の光に独立に信号を載せて通信を行うものである。
  • コンピュータ能力に関するムーアの法則に比べ、通信能力は半年(6ヶ月)ごとに倍増する。
  • アメリカの経済学者ジョージ・ギルダー(George Gilder)が2000年に自著「テレコズム」にて提唱
  • ギルダーは、Forbes ASAPの設立者でありかつ寄稿者でもある。さらに雑誌Forbesへの寄稿者編集者。
  • ITバブルとの関連
    • 一九九八年九月、「帯域の爆発」と題してネバダ州の避暑地タホー湖で開かれた「ギルダー・テレコズム会議」は異様な熱気に包まれていた。大きな身振りで「無限の帯域が実現し、資本主義の黄金時代が始まる」という著者の神がかり的な預言に、観衆は割れるような拍手をもって応えた。この会議に集まったユニフェーズ、クウェスト、グローバル・クロッシングなど、当時まだ無名だったベンチャー企業の株価は、その預言どおり何十倍にも値上がりし、著者の出すニューズレター『ギルダー・テクノロジー・レポート』は黄金を生み出す「ミダスの手」ともいわれた。本書の原著はテレコズム会議の参加者だけに草稿が配布され、二〇〇〇年春、インターネット・バブルの絶頂で出版されたものである 参考:現代の預言者の功罪 http://www003.upp.so-net.ne.jp/ikeda/Gilder.html

先端科学技術研究センター廣瀬教授の記念講演 より

  • 戦艦大和がユビキタス?
  • 80年代、「これまでの大艦巨砲型の戦艦が戦闘機に変わっていくのだ」と色々な人が言ったが、実は戦艦大和がゼロ戦に変わっていったという話ではなく、戦艦大和が空を飛ぶという話だったのである。基本的に戦艦大和と同じような火力を持ったものが空を飛んで、もっと違ったタイプの作戦が行えるようになったということなのである。
  • ガジェットがリーディングエッジに
    • “情報的なガジェット(gadget=ちょっとした機械)と呼ばれるようなもの” や“情報家電と呼ばれるようなタイプのもの” 、“今までビジネスにあまり使われてこなかったような、家庭でよく使われるようなもの” や携帯電話のようなものは、今までのビジネスユースから見ると何か採るに足りないもののように思われてきたわけだが、実はこういったものが最近のコンピュータのリーディングエッジ(最先端)になってきているのだ。
  • “時間を巻き戻せる会議室”
    • それはこの空間の中にあれば全てのものが記録されるという技術であり、映像で空間を全部撮っておくのである。部屋の中に山のようにカメラを用意して、その中で起こった出来事を全て死角なしに撮ってしまうという部屋のようなものを作る。そうすると、誰がどこで、どのような発言をしたかということが記録として全部残っていく。その記録を要約技術によって議事録化したり、会議の中で重要な発言をしたのは誰かといったことが記録に残るのである。
  • 時間克服の技術
    • 20世紀の技術というのは航空技術であるとか、超高層ビルであるとか、アポロが月に行ったりしたが、基本的には遠くに行くとか、都市という狭い空間を広く使うとか、空間をものすごく拡大して使うというようなタイプの技術だった。そして、そこには時間という概念は含まれていなかった。時間というのは鉄道に代表されるようにダイヤ型で、朝8時から夕方の5時までぴったり働けばそれでいいのだというようなところがあって、逆に言えば、そういうような時刻に従って、時計仕掛けで動いていくというところが20世紀的な部分であった。21世紀になってくると、手つかずだった時間に対しても“もう少しチャレンジしてもいいのではないか” 、“コンピュータという機械を使えばいつでも過去に遡れるのではないか” ということになる。

ユビキタスネットワーク社会

ユビキタスの例:ZigBee

  • 短距離無線通信規格の一つ。Bluetooth(TM)よりも低速で伝送距離も短いが、代わりに省電力で低コストという利点がある。家庭の場合、照明からホームセキュリティシステムまで、すべてを無線でコントロール可能なネットワークを構築できるようになる。物理層のインターフェースにはIEEE 802.15.4が使われ、無線LAN規格のIEEE 802.11bと同じ2.4GHz帯の周波数帯域を16のチャンネルに分割して利用する。データ転送速度は最大250kbps、伝送距離は屋内30m / 屋外70m、ひとつのネットワークに最大約64,000個の機器を接続できる。
  • 携帯+ZigBee
    • モバイルPOSとしての利用から、自販機のデータ収集、ディーラーでの車両情報管理などのビジネス用途から、仲間の携帯電話とP2P対戦ゲームをしたり、SOSバッジ(体温、GPSセンサー等)として身に着け、所在や安否の確認をしたり、ローカルゲートウェーに接続し、インターネットと連携するなど、多様な利用方法が考えられる。
RFID.jpg
  • 亀に加速度センサー
yubikitasu.jpg

参考 リンク

Counter: 276, today: 1, yesterday: 0

添付ファイル: fileRFID.jpg 140件 [詳細] filebillJoy.jpg 197件 [詳細] fileyubikitasu.jpg 142件 [詳細] filegiruda-.jpg 146件 [詳細]

トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2012-08-17 (金) 15:56:00 (2110d)