ゴードンムーアの法則

  • 1965年に発表された予測
    • Electronics Magazineに寄稿した論文
24カ月毎にチップに盛り込まれるトランジスタの数は倍増するという予想
  • 正しかった予想
トランジスタ出荷数は'68年当時の10の9乗から現在は10の18乗に達し、
トランジスタ1個当たりの価格は'68年当時の1ドルから現在は0.000001ドル以下に下がっている。35年に渡る指数関数的成長が継続した。
  • ムーア氏が'65年に発表した最初の予測では1年に2倍のペースで集積回路のコンポーネントの数が増加すると予測していた。しかし、'75年には、集積回路の複雑度が2年に倍のペースで上がる予測に修正。実際に、'75年頃には技術的な壁によってペースは鈍化したという。しかし、その後は、ほぼそのペースで成長してきた。
  • 小型化の威力
  • チップの設計者は、トランジスタのサイズを縮小することで、何十年にもわたってチップに搭載できるトランジスタの数を増やし続けることが可能だった。
  • ムーアは、1965年の発表について、「あれは、その時までに起こったことを振り返ってみる機会になった」と述べ、「あの予測が特に正確だとは考えていなかった」と語った。
  • Intelのゴードン・ムーア名誉会長が、米サンフランシスコ2003 ISSCC で語った。
    • 誤解について
    • 一般には、プロセッサパフォーマンスが18カ月毎に2倍になることも、ムーアの法則と言われている。しかし、ムーア氏は、自分の予測はトランジスタの集積度についてのもので、プロセッサパフォーマンスの向上は、集積度をパフォーマンスに翻訳したものだと指摘。また、「自分は決して18カ月と言ったことはない。1年または2年と言っただけだ」と語った。

 1965年

  • ムーア博士は1965 年4 月19 日に発行されたエレクトロ ニクス誌の創刊35 周年記念号に、半導体素子の将来に関す る招待論文を寄稿した。博士は次の十年間に何が起こるかを 予測するように依頼されたのである。その当時の市場で最 も複雑な集積回路(IC)は、トランジスタ、抵抗、コンデン サーなどの約30ヶの素子からできていた。研究室ではほ ぼその2倍の複雑さのものが試作されていた。1959 年に最 初のプレーナ・トランジスタが登場して以来、市場において 最も複雑なチップ上の素子数は毎年ほぼ2倍になっていくこ とに博士は気がついた。そこで博士はその勢いが次の十年間 も継続することを大胆に仮定し、複雑さは毎年2倍になっ て1965 年の60素子は1975 年には6万素子になるだろう と推定した。博士がこのような予言を行った目的は、IC こそ がエレクトロニクスの価格を大きく引き下げることに繋がる のだという考え方を示すことにあった。このことは当時のIC の価格からすると決して自明のことではなかったが、その後 この予測は驚くほど正確なものであることが判明し、カリフ ォルニア工科大学のカーバー・ミード教授によって「ムーア の法則」と名付けられた。

1975年

  • 1975 年には博士はこの予測の期間をさらに延長したが、 傾斜を半分の緩さ、すなわち1 年で2 倍から、2 年で2 倍に 修正した。その理由は、最初の予測時の重要な寄与因子の一 つがすでにこの時には使い尽くされていたからである。1975 年以来、産業界はこの新しい予測に近く推移している。今日 ではチップは数億個のトランジスタを搭載している。インテ ル社の博士の仲間の一人であるデイビッド・ハウス氏は、計 算速度はトランジスタの増加数よりも速い速度で向上してい ると言う提案を行ったが、その理由はトランジスタそれ自身 も技術革新によって速度を増しているためであるとした。彼 はコンピュータの性能は18 ヶ月毎に2 倍になると予測した。 これはムーア博士の最初の予測からの推論であると考えられ る。

産業界の目標・ビジョンに組み込まれた

  • 産業界の者は通常、ムーアの法則の予測に遅れると技術的 には落伍者になってしまうので、この法則について行かねば ならないことを認識している。この点からこの法則は自己実 現型の法則となった。

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詳細:後藤さんのニュース


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Last-modified: 2012-08-17 (金) 15:45:00 (2110d)