綿積豊玉彦

  • 天孫でない〈地祇〉。海部氏は海ノ神綿津見命の後裔で、同じく綿津見命を祖とする安曇氏と同族か。新撰姓氏録(西暦八一五)によれば
    • 宗形朝臣(むなかたのあそみ)。 大神朝臣(おほみわのあそみ)と同じき祖。吾田片隅命(あたかたすみのみこと)の後なり。
    • 安曇宿禰(あづみのすくね)。 海神綿積豊玉彦神(わたつみとよたまひこのかみ)の子、穂高見命(ほたかみのみこと)の後なり。
  • 海犬養(あまのいぬかひ)。 海神綿積命の後なり。
  • 凡海連(おほしあまのむらじ)。 同じき神の男、穂高見命の後なり。
  • 青海首(あをみのおびと)。 椎根津彦命(しひねつひこのみこと)の後なり。
  • 摂津国神別、凡海連、安曇宿禰同祖。綿積命六世孫
    •          阿曇犬養連、海神大和多罪命三世孫穂己都久命之後
  • 河内国神別、安曇連、綿積神命児穂高見命之後
    •         若犬養宿禰、火明命十六世孫尻綱根命之後
  • 古事記応神記(第十五代)には「此之御世定賜海部・山部・山守部・伊勢部也」とあり 海部と伊勢部の始まりか。
    • 日本書紀の応神記に、「海部が騒いだので、安曇連の祖大浜宿称を遣わして鎮撫」とあり、綿積豊玉彦神の後裔が海部を鎮撫している。

神武以後

  • 彦波激武草葺不合(ひこなぎさたけうがやふきあへずの)尊と申(まをす)。御母豊玉姫の名づけ申ける御名なり。御姨(をば)玉依姫にとつぎて四(よ)はしらの御子をうましめ給ふ。彦五瀬(ひこゐつせの)命、稲飯(いなひの)命、三毛入野(みけいりのゝ)命、日本磐余彦(やまといわれひこ)の尊と申す。

猿田彦

  • 猿田彦神(豊玉彦命の子)
  • 猿田彦神社は、伊勢神宮内宮のそばにある。
  • 神皇正統記評釈
    • 昔天孫あまくだり給し時、猿田彦の神まゐりあひて、「われは伊勢の狭長田の五十鈴の川上にいたるべし。」と申ける所也。大倭姫の命、宮所を尋給しに、大田の命と云人〈 又興玉とも云 〉まゐりあひて、此所ををしへ申き。
  • 対馬暖流の流れる日本海側に猿田彦の伝承地が分布している。猿田彦と海人族の関係は??
  • 「出雲国風土記」では、猿田彦(佐太大神)は出雲の加賀の潜戸と呼ばれる大洞窟の中で誕生したと伝えられ、その母神は赤貝を意味する蚶貝比売。
    • 母は、妹の宇武加比売命と一緒に大国主命を生き返らせた、神魂命の娘の蚶貝比売(きさがいひめ)という貝の女神
  • 『古事記』には、猿田彦が伊勢の阿邪訶で漁をしていて、比良夫貝(シャコ貝)に手を咬まれて溺れ死んだと伝えられる。出雲では赤貝の母神から誕生した猿田彦が、伊勢ではシャコ貝に咬まれて溺れ死ぬ猿田彦が伝えられている。
  • 猿田彦神は、アマテラスが孫のニニギを葦原中国(日向国の高千穂の久士布流多気)へと天孫降臨させた際、ニニギの道案内をした道案内の神(道祖神)。
  • 猿田毘古神を祀る白鬚神社の総本社は、琵琶湖の北岸、滋賀県高島郡高島町鵜川。

宇佐八幡宮の比売神

  • 「宇佐八幡宮」の三大祭神の一人が、応神天皇なのですが。  実は、神社の御由緒には。「(日本書紀によると)神代に比売神が御許山に天下り、宇佐の国造はこの神を祀る」

忌部

  • 天目一箇命(伊勢・筑紫の忌部の祖)
  • 天目一箇命・少彦名神兄弟の母は、海神族綿積豊玉彦命の姉妹、豊玉媛(高比売)
  • 松坂は、5世紀後半に大陸から渡来した漢織・呉織・衣縫(きぬぬい)達が定住した地域
    • これらが後に、麻績連、服部連となって紡織で栄えた。

美努王

  • 綿積豊玉彦の後裔
  • 三輪氏・賀茂氏の祖・意富多多泥古命(おおたたねこ)の出身地、記では河内の美努(みぬ)村、紀では茅渟(ちぬ)県陶邑だというのを思い出す。美努と茅渟は似ているがどちらが正しいか? それとも同じ場所か

大倭の和田

  • 讃岐神社 竹取物語 で有名
    • 延喜式神名帳に記された神社と考えられ、現在は大物忌命・倉稲魂命・猿田彦命・大国魂命を祭る。

吉備

  • 御前神社 ( おんざきじんじゃ )
    • 祭神は天照皇大神、猿田彦命、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、武嚢槌命(たけみかづちのみこと)、応神天皇、武御名方命である。
    • 吉備真備が唐に渡ったとき、六神の御加護を受け、安全に帰国できたため、勅願を受けて建立した。
  • 桃太郎の家来の「イヌ、サル、キジ」のうち、「イヌ」は犬飼部、「キジ」は鳥取部とも言われているらしい。「サル」はいかなる氏族か?。

讃岐

  • 香川県周辺は宗像三姫、豊玉姫、猿田彦命、木花開耶媛を祀る神社がある。
  • 讃岐一宮田村神社
    • 御祭神は田村大神といい、倭迹迹日百襲姫・五十狭斧彦命・猿田彦大神・天隠山命・天五田根命の五柱の神
    • 現在の主祭神は、倭迹迹日百襲姫命。中世の書籍では、猿田彦大神、あるいは五十狹芹彦命が主だったらしい。

阿波の和多津美豊玉姫神社

  • 阿波国名方郡に和多津美豊玉姫神社、天石戸別豊玉神社
    • 記紀は豊玉姫を海人の女としています。またワタツミは綿津見神、少童神としていずれも安曇連の祖とされている。
    • 阿波国名方郡に安曇氏が居たことは『三代実録』に「阿波国名方郡人正六位上安曇部粟麿」が宿祢の姓を賜ったと見える。

信州・諏訪

  • 安曇郡の川合神社の社伝には「建御名方命の妃は海人の女なり」とありワダツミ神、タケミナカタ、ヒメ神を祀る。
  • 信濃国造は多(太、意富、大)氏。この系譜には肥君、阿蘇君、大分君、筑紫三宅連、伊予国造と言う氏族がある。海神ゆえか広範囲。
  • 「穂高神社略記」
    • 神胤安曇族は海神系の宗族として北九州に起こり、海運を司ることで早くから大陸との交渉を持ち、文化の高い氏族として栄えていた。
    • その後豊かな土地を求め、海路日本海を経て富山・新潟方面に上陸、信濃に入り信濃国を安住の地と定め、安曇野を開拓。、
    • 奈良時代前『和名類聚翔』には高家郷、八原郷、前科郷、村上郷の四郷からなる安曇郡が成立。

三河

  • 蒲郡には赤彦神社があり、祭神は彦火火出見尊、綿積豊玉彦神、豊玉姫神。
  • 海辺の神
  • 前田氏は「古代神都 東三河 日本の源流」で、豊橋市内、周辺には、出雲系の神が多く祭られて、豊川東を出雲であったとしている。

福井

  • 大山御板(おおやまみいた)神社
    • 祭神猿田彦大神
    • 大彦命進軍の節、神勅ありて大山の峰に楯を三方に建て社形としてここに猿田彦大神を祭り、副将軍忍男彦を神主に定む。
    • この社、寛仁二年(1018)兵火にかかりしを以て、船津神社に合祀す。
    • 現在船津神社の相殿

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Last-modified: 2012-08-18 (土) 12:24:00 (2256d)