曼荼羅とは

  • 曼荼羅とはサンスクリット語のmandalaの音写。本質とか精髄を意味するmandaと、~を具有するという意味をもつ接尾辞laという語の合成語とされ、「仏法の本質を象徴する物」
  • 曼荼羅とは密厳浄土、いわゆる密教の世界を視覚化したもので、百種類を超える曼荼羅が制作されたが胎蔵(界)曼荼羅と金剛界曼荼羅が著名でこれを併せて両部(界)曼荼羅を呼ぶ。
    • 両部(両界)曼荼羅とは胎蔵界の場合(正式には大悲胎蔵生曼荼羅)七世紀中頃に、金剛界は八世紀初頭に作られたが相互の関連は無かった、これを連携させて完成の形にしたのは唐の恵果であり、「金胎理智不二」「両部不二」と言う。
    • これ等を空海が伝授されたもので現存する大部分の曼荼羅はこの写しとされる。
  • 曼荼羅は密教に於いては最も重要なもので奥義習得の証しとなる灌頂の必需品であり本尊と同格の扱い。
  • 曼荼羅の典拠となった大日経と金剛頂経のいわゆる両部の大経を意識
    • 金剛頂経には、明確に金剛界曼荼羅を説くのに対して、大日経では大悲胎蔵曼荼羅もしくは胎蔵生曼荼羅を説く

眺める

  • 「胎蔵界」は、大日経をもとに表される。中央にすべての創造主で絶対の真理とされる大日如来、周囲に諸尊や太陽系の惑星、星座などが配される。現実世界の生命の宇宙観(理)を示す。
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  •  「金剛界」は、金剛頂経で説かれる。9等分された区画それぞれに大日如来を中心とした世界が描かれ、生命の役割を見つめるための「智(ち)」の曼荼羅とされる。
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  • 密教寺院では堂内の東に胎蔵界、西に金剛界の曼荼羅図をかけ、僧らが行に励む。
  • 重文の「絹本著色両界曼荼羅図」:日本最古の彩色曼荼羅図(平清盛寄進)

空海のこと

  • 密教奥義の習得者、唐の恵果の後継者
    • 弘法大師名は空海。讃岐の人。勤操に從て出家し、求聞持法を受く。延暦十四年、東大寺の戒壇に登て受戒。二十三年五月入唐、青龍寺の慧果阿闍梨に就いて悉く密法を傳受し、大同元年八月歸朝。弘仁十三年、平城太上皇に灌頂を授く。十四年、東寺を賜りて灌頂院を立つ。承和元年、朝に奏して眞言院を宮中に置く。天長の初、僧都となる。初め弘仁七年、高野山に登て金剛峰寺を創め終焉の地となす。承和二年三月二十一日此の地に入定。壽六十二。延喜二十一年、諡を弘法大師と賜ふ。
  • 大悲胎蔵生曼荼羅と金剛界曼荼羅を日本にもたらした
  • 真言宗の開祖 高野山真言宗総本山金剛峯寺

熊楠の曼荼羅

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Last-modified: 2012-08-18 (土) 12:30:00 (2078d)