ファイルをアップロードし画像の構文を使って DokuWiki のページに埋め込むことができます。 画像と音声、動画メディアはページ上に適正に表示されますが、(PDF 文章のような)他のファイルは文書からリンクされます。 詳細については MIME の設定を参照して下さい。
新規ファイルのアップロードは、編集画面のツールバーから起動するメディアマネージャーで行います。
ファイルをアップロードするには、右上にあるアップロードフォームを使用します。 オプションで新しいファイル名を指定することもできます。 適切なファイル拡張子を付けて下さい! ファイル名に新しい名前空間を指定した場合、その名前空間は自動作成されます。
全画面メディアマネージャーでも画像のアップロードが可能です。 加えて、メディアのリビジョンの表示、画像のメタデータの編集が可能です。
注意:管理者がアクセス制御を有効にした場合、アップロードが特定のユーザーに制限される可能性があります。適切な権限のないユーザーに対しては、アップロードフォームを表示しません。
メディアの埋め込みには {{}}
を使用します。
{{wiki:dokuwiki-128.png}} {{wiki:text2html.rc}}
画像 は表示されますが、他のメディア text2html.rc は適切なアイコン付きのリンクしか表示されません。
画像の表題を追加するには |
を使用します。
{{wiki:dokuwiki-128.png|The logo of DokuWiki}}
ツールチップとして表題を表示するために、画像にマウスカーソルを載せてみて下さい。
画像の埋め込み方法は、様々なパラメータで制御します。 パラメータは URL 形式で追加します。 疑問符(?)を追加し、複数のパラメータはアンパサンド(&)区切りです。
左右の空白を利用して、左揃え、右揃え、中央揃えを選択できます。
{{ wiki:dokuwiki-128.png}} {{wiki:dokuwiki-128.png }} {{ wiki:dokuwiki-128.png }}
DokuWiki は二種類の方法で画像のサイズ変更ができます。 デフォルトでは、インストールされていれば PHP GD 関数を使用します。 ImageMagick のコマンドラインツールを使用すると、より良い結果を得ることができます。
GD 関数を使用する場合、メモリー不足、インストールされた GD 関数が未対応の画像形式という原因でサイズ変更に失敗する場合があります。
外部の画像をサイズ変更するには、その画像をサーバー内にキャッシュする必要があります。 そのためには、設定項目: fetchsize でサイズ制限を増やして、外部ファイルのダウンロードを許可する必要があります。
縦横比を維持したまま拡大縮小するには、ピクセル単位で幅を指定します:
{{wiki:dokuwiki-128.png?20}}
高さで縦横比を維持したまま拡大縮小するには、幅 0 を追加してピクセル単位で高さを指定します:
{{wiki:dokuwiki-128.png?0x20}}
幅と高さを指定した場合、縦横比を無視し指定通りの高さに拡大縮小します:
{{wiki:dokuwiki-128.png?20x50}}
この画像は、幅 20 ピクセル・高さ 50 ピクセルに縮小されています。
DokuWiki 2009-02-14 以降、幅と高さの両方を指定した場合、画像が歪むことを避けるため、サイズ変更の前に画像の切り抜き処理が行われます。
DokuWiki はページ内に画像を埋め込み、画像の詳細情報を提供するページか未加工の画像を含むページヘリンクします。 また、リンク無しの画像を埋め込むことも可能です。
デフォルトでは、画像をクリックすると「詳細」ページを表示します。
「詳細」ページは detail.php
テンプレートファイルに従って表示されます。
標準 detail.php
ファイルは大きめの画像と画像中に含まれる EXIF と IPTC のメタデータ (キャプション、撮影者、撮影日時など) の一覧、他の説明情報を合わせて表示します。
以下の構文は、画像を元のサイズのまま埋め込み、この画像をクリックすると画像のメタデータを提供する詳細ページを表示します:
{{wiki:dokuwiki-128.png}}
詳細ページを表示するためにこの縮小画像をクリックしてみて下さい。
詳細ページの画像をクリックして、実際のサイズの画像だけが含まれている別のページを表示することができます。 ページ上には小さな画像を埋め込み、詳細ページ上で少し大きな画像を表示し、最後の直接リンクだけがフルサイズ画像を提供することが多いです。
代わって、クリックするとページ内にフルサイズ画像を直接表示するようなリンクを持った画像を埋め込むことも可能です。
「直接」リンクと呼び、画像に direct
オプションを付加します:
{{wiki:dokuwiki-128.png?direct}}
直接ページを表示するためにこの縮小画像をクリックしてみて下さい。
他ページへのリンクを持たない画像を埋め込むことも可能です。
以下のような nolink
オプションで可能です:
{{wiki:dokuwiki-128.png?nolink}}
この画像をクリックしてみて下さい。 何も起こりません。
アンパサンド '&' を挟むことで、'nolink' とサイズ変更パラメータを組み合わせることもできます:
{{wiki:dokuwiki-128.png?nolink&100}}
画像を表示せずに画像へのリンクを表示したい場合、linkonly
オプションを使用します:
{{wiki:dokuwiki-128.png?linkonly}}
dokuwiki-128.png これは画像へのリンクです。
ページ内の視覚的側面を強化するために <HTML>
タグを使用し、 DokuWiki のメディア管理から <DIV>
の背景画像を取得したい場合、有用です。
基本的に DokuWiki が作成したコードをコピーするだけですが、サイズ変更は使用できません。
作成された URL には三つのパラメーター(media
、w
、tok
)があります。
tok
パラメーターを与えない限り、w
(画像の幅を定義する)によるサイズ変更は動きません。
言い換えれば、media
URL パラメーターだけが設定可能です。
作成されたコードから tok
をコピーして HTML 内で URL を使用することはできますが、例えば内容の更新で問題の画像が置き換わると壊れてしまいます。
例:
DIV.personal_info { ... background-image: url('{/install_dir}/lib/exe/fetch.php?media=name:space:mypic.png'); }
このような動的生成される画像を埋め込みたいこともあります。
通常の方法での利用:
{{http://kalsey.com/tools/buttonmaker/button.php?barPosition=50&leftText=Dynamic&leftTextColor=ffffff&rightText=IMG&rightTextPosition=54}}
埋め込みができません:
DokuWiki は画像が .gif
または .jpg
、 .png
で終わると想定しているのに、このファイルは .php
で終わってるからです。
解決策は、 &.png
のような CGI パラメータを追加することです。
CGI はこの未知のパラメータを無視しますが、DokuWiki はこれが画像であると認識します。
また、疑問符(?)を URL の末尾に追加する必要があります。 そうしないと、DokuWiki が CGI パラメーターをキャッシュ用のオプションとして認識してしまいます。
画像 URL 内で {
や }
を使用するために、%7B
や %7C
のような URL エンコードが必要です(そうしないとメディアリンク構文と衝突します)。
&.png?
使用構文例:
{{http://kalsey.com/tools/buttonmaker/button.php?barPosition=50&leftText=Dynamic&leftTextColor=ffffff&rightText=IMG&rightTextPosition=54&.png?}}
ところで、以下のような Web 上でのボタン作成ツールがあります。
以前アップロードしたメディアファイルの削除が必要なこともあります。
アクセス制御機能が有効で、ファイルを削除したいユーザーが 削除
権限を持っていることが必要です。
ゴミ箱アイコンでファイルを削除します。
メディアファイルの削除を参照して下さい。
画像から他のリソースへリンクするには、他の文書同様、リンク先を画像にパイプします。
Example: [[http://www.google.com|{{wiki:dokuwiki-128.png}}]]
(.pdf のような)内部メディアファイルへリンクする場合、以下の構文が使用できます:
Example: [[this>_media/wiki:dokuwiki-128.png|{{wiki:dokuwiki-128.png}}]]
高速化のために、DokWiki は外部画像をキャッシュしようとします。
外部の画像をキャッシュせずに使用したい場合、以下のように nocache
パラメータを追加します。
{{http://de3.php.net/images/php.gif?nocache}}
このパラメータをサイズ変更と組み合わせることも可能です。
{{http://de3.php.net/images/php.gif?300x50&nocache}}
ページを読む度に外部サーバーにアクセスすることは、あまり行儀がよくありません。
代わりに、設定項目: cachetime で指定した間隔で DokuWiki がキャッシュの再作成する recache
パラメータが利用できます。
{{http://de3.php.net/images/php.gif?recache}}