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math:天文学と数学 [2017/01/12 ] N_Miya |
math:天文学と数学 [2017/01/12 ] N_Miya [ケプラーの法則 1619年] |
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- 第3法則(調和の法則)惑星の公転周期の2乗は、軌道の長半径の3乗に比例する。 | - 第3法則(調和の法則)惑星の公転周期の2乗は、軌道の長半径の3乗に比例する。 | ||
先に、第1法則および第2法則が発見されて1609年に発表され、後に、第3法則が発見されて1619年に発表された | 先に、第1法則および第2法則が発見されて1609年に発表され、後に、第3法則が発見されて1619年に発表された | ||
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+ | ケプラーの法則は、天動説に対する地動説の優位を決定的なものにした。コペルニクスによって地動説が唱えられて以降も、地動説に基づく惑星運動モデルは従来の天動説モデルと比べ、実用上必ずしも優れたものではなかった。しかしケプラーの法則の登場により、地動説モデルは天動説モデルよりもはるかに正確に惑星の運動を記述することが可能になった | ||
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+ | アイザック・ニュートンは、自分が発見した運動の法則と、このケプラーの法則などを元に万有引力の法則を導き出した。一方、ケプラーの法則は万有引力の法則を、惑星のポテンシャルエネルギーと運動エネルギーの和が負である(すなわち、惑星が無限遠まで飛んでいかない)という条件の下、太陽の質量に比べ惑星の質量が十分小さい(すなわち、太陽は静止していると見なせ、惑星間の相互作用は無視できる)という近似を行って解くことによって導くことができる。 | ||
## ガリレオの名誉回復 1992 | ## ガリレオの名誉回復 1992 |