桜が咲くと稚鮎がのぼる:稚鮎のサビキ釣り

珍しく風のない良い天気でした。
気温も上昇し、桜が咲いた。浦安の桜は、川沿いにある。

そこで、新浦安から川沿いに市役所の傍を散歩しながら、見明川の方まで出かけた。大三角線沿いに、昔からの釣具屋さんがあったので、何が釣れているかと尋ねてみたら、「鮎が釣れます」という。仕掛けは、ワカサギ釣りと同様の2号の小さな釣り針が10個もついたサビキ仕掛けである。
餌もいらない、錘と竿、リールだけで手軽に釣れるので、好都合である。
早速、準備して見明川団地のそばの橋の上で釣ることにした。
驚いたことに、4人程先客がいた。見よう見真似で、釣りを始めたが、あまり釣れない。20分に1匹ぐらいのペースで、3から6cm位の稚鮎が釣れる。
「あまり、釣れませんね」と近くのおじさんに話しかけたところ、「流れが逆だから・・」とおっしゃった。
鮎の子ども達は、干満を見て海岸で待機して、満潮を過ぎた頃に群れをなして、遡上を始めるらしい。ということは、潮が引き始めて、川が海岸に向かって勢いよく流れる頃が良く釣れるという。今日は満潮が4時なので、午後2時ごろは、逆に流れていたので、だめらしい。
鮎は何故か桜と共に釣れ始め、桜が散ってしまうともう遡上を終えてつれなくなるらしい。来週一杯で、終了かと思うと、少し粘って釣りをする気持ちになった。

この場所は、鉄鋼団地とヨットハーバー側の間の広い水路であり、水深2m位で巾は50m位でしょうか。釣れる棚は底のほうかと思えば、水面下50cm位だったり、不安定である。竿をゆっくり上下させながら誘う方が良いらしい。
2時間あまりで20匹程釣れた。

沖からの南風も冷たくなったので、サビキ針が鮎に見える明るいうちに、退散しました。
このあたりの釣りは、小さな竿ひとつで自転車や徒歩でぶらりとやってきて、小一時間も遊んで、釣れても釣れなくても、すぐに帰ってしまう方が多いようだ。
もうひとつの春の出来事:バチ抜けたスズキ釣り
桜の前の2月中旬頃に、浦安では「バチ抜けた」が始まる。スズキの餌になるバチが大量に浮き上がって漂う時、これを狙ってスズキが回遊する。これも、満潮から下げ始めたときが良いようだ。大物のスズキを楽しみたい方は、ルアーを吊るして、河口に行きましょう。夕方が良いとか。
餌つりでは、この時期、満腹状態なので釣り難いとのこと。

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