WEBの寓話:鯛焼のしっぽを売る話: ロングテール現象、グローバル化、需要、WEB2.0 マーケティング

「鯛焼の尻尾は、人にさしあげましょう」という話が、株のネット取引では重要。欲張りはダメですよという教訓でしょう。
ところが、e-Commerceやネット販売では、しっぽもマーケットで売ってしまうというケチの話。
ロングテール現象:The Long Tail
最近、WEBを使ったネット販売の分野で、ロングテール現象という言葉が流行っている。ひとことで言えば、つまらない商品やサービスも人気が少なくても品揃えして、できるだけたくさんの人に売りましょうという話である。
何のしっぽが長いの??。そして、どこが変わったのと聞きたくなる。
Amazonの本の販売やeBayの販売をみると、2つの特徴がある。
1.グローバルに売ること
2.なんでも売ること
である。こんなことができるのもITのお陰かも・・・。
そして、サイトをどんどん巨大化させて利益を売るようになった。
裾野の広い需要関数:誰にでも広く売る戦略に転換
ちょっと硬いけれど、昔の販売は、顧客のセグメント化・カテゴリー化などが重要視された。これは、パレート法則によるとされてきた。
所得分布のお話ですが、上位20%の人数のひとが所得の80%をもっている経験則がある。また、商品販売でも、人気商品上位20%で収入の80%を生み出しているという現象があった。だから、商品を絞り、よく買う層にターゲットする智恵が重要とされてきた。
 需要関数とは、縦軸に値段、横軸に販売数を表示する。うんと高ければ、小数しか買わないし、どんどん安くすれば、だれもが買ってくれるでしょうというカーブなので、そして、お金持ちは少なく貧しいひとは多いので、富士山の右半分のような裾野のひろい分布になる場合が多い。加えてグローバル販売である。人口の多い発展途上国までも販売対象である。
ネット販売
裾野が富士山のように長い分布(Long Tail な分布)が出現した。
ここでネットサービス:例えば音楽のダウンロードを考えよう
一回当りのダウンロードと集金のコストがIT化で100円になったなら、収入を最大にするには、世界中のひとに、100円+P円 で売ればよい。このときN人の需要があれば、近似的にはP円*N人の利益(収入-原価)が挙げられるのである。
(ただし非常にたくさんのひとに売るので、一件当たり制作費は無視できるぐらい小さいと仮定。)
 こうなると、グローバルに、多様な商品を巨大サイトが扱って業績を拡大できる。こんなことで、WEBの発達で販売の世界が変わってきた。
そうすると、当然ながら、インターネット上の商品販売は、「パレートの法則=80対20の法則」に反して主力商品よりニッチ商品の売れ行きが全体に占める割合が多くなってくる。:ロングテール現象ですね
検索キーワードも、当サイトでも上位30位のキーワードが検索全体に占める割合がどんどん減少している。記事が増えていろいろなキーワードでアクセスすることで、総アクセス数が増えながら、1から2件のアクセスしかないキーワードの数が急増している。:ロングテール現象ですね
TokyoBlogの予想
1.ダイナミカルな最適マッチングが始まった
広告の世界では、広告内容と検索者の欲しいもののダイナミックマッチングが行われるでしょう。キーワードは、ものとひとのダイナミカルなマッチング(最適化)です。もうGoogleがはじめているように思います。Google Base や Google AdWards など。
巨大サイトやAPIを活用して、ニッチでガジェットなものまでどんどん取引される環境(技術)が出現中。
 だから、鯛焼のしっぽも売ってしまうことになりそうですね。なんだか切ないけれど・・・・。
2.ダイナミカルなプライシングと収支の最適化が始まる
 すでに、季節商品や宿泊・航空料金の世界では、需要を観測しながら、日々価格を動かしたり、収支(価格・収入管理+コスト管理)をダイナミカル最適化するアルゴリズムを活用できる時代となってきた。WEBサイトが自動的に価格や調達の管理をするようになるだろう。ここでも、売り切りを狙うので、鯛焼のしっぽも売ることになる。
注意深く考えよう
1.輸送費が高い物品でグローバルな集客が望めないものまで適用できないですね
2.皆さん、longtailの採算性の再評価しましょう。
3.物によっては、ロングテールは、集客と売上には役立つが、付加価値は、やはり尾っぽでなくてBodyのものではないの もある
4.アクセスの多い巨大サイトの話なので、間違えないように。
                      TokyoBlogのWEB寓話 その1
参考:巨大サイトに成長させる原理:TokyoBlogの成長原理
   ホームページの価値:PageRank
   狭い世間のスケールフリーネットワーク構造

投稿者: tokyoblog

Dr of Systems Scyence

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